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【知らないと後悔する】鳥に与えてはいけない危険な食べもの

鳥好きの皆さまこんにちは。

私はどんな鳥も好きなのですが、実際にお迎えするとなると飼育経験のあるセキセイインコになってしまいます。

2020年12月に5歳だったピヨちゃんが旅立ち、2022年9月にあと1週間で6歳になるところだったスイちゃんが旅立ちました。

セキセイインコの寿命は8~10年。
長生きの子は13歳以上でも穏やかな日々を過ごしています。

それを考えると、我が家の2羽は短命でした。

そして2023年2月19日に、レイちゃんというレインボーカラーのセキセイインコをお迎えしました。

今回の記事は、これから鳥さんをお迎えしようと思っておられる方にぜひ知ってもらいたい内容です。

鳥さんの主食は植物の種子であるシードか、人工的に作られた総合栄養食のペレットのどちらかです。

シード食の場合、栄養素を補うために野菜などを与えますが、葉ものだったらなんでもいいと思ってはいませんか?

答えはNOです。

この記事を読んで、危険な野菜、植物などがあるんだということを知って頂ければなと思います。
なお、インコについて調べたので、小型の鳥(オカメインコ・ボタンインコ・マメルリハ・文鳥など)には対応していますが、絶対に与えてはいけない食べもの以外については、食べても大丈夫な鳥もいるかもしれません。

目次

絶対に与えてはいけない食べもの3選

ごはんの時間

アボカド

アボカド

鳥に与えてはいけない食べ物を調べていたとき、アボカドと書いてあって、そこに即死という文字があったので衝撃を受けました。

よく調べると、症状が出始めるのは10時間くらいたってからだとわかりましたが、それでも危険な食べ物には変わりありません。

では、アボカドのどんな成分がダメなのでしょうか。

アボカドには、ペルシンという毒素があって、これを摂取すると呼吸困難や沈うつ状態になります。

鳥は体調が悪いときに、羽をふくらませてじっとしていたり、目をとじたりします。
沈うつ状態というのは、これと同じようになります。

寒くてふくらんでいるだけなら、保温してあげれば回復しますが、もしかしてアボカドを食べたかも?という疑いがあるのなら、すぐに病院に連れていきましょう。
摂取量が多かった場合、最悪死に至ります。

また、アボカドを加熱調理する際も要注意です。
鳥が直接摂取しなくても、調理中のガスや煙を吸い込んで中毒を起こす恐れがあります。

とにかく、アボカドは絶対にダメ!!

チョコレート

チョコレート

チョコレートは、犬や猫にも食べさせてはいけないと聞きます。

同じように、鳥にとっても危険です。
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインが有害なのです。

カフェインと言えば、コーヒーや紅茶にも含まれます。
もちろんこれらも摂取してはいけません。
テーブルに誤ってこぼしたコーヒーなどは、すぐにふき取ってくださいね。

チョコレートを摂取して起こる障害は、不整脈、けいれん、嘔吐などです。

ちなみにテオブロミンは、人間にとっては集中力を高めたり、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増加させる働きがあるので、集中力を高めたいとき、ストレスを緩和したいときなどに有効です。

あなたがおいしそうに食べていると、欲しがって近づいてくる鳥さんもいます。
そんなとき、少しだったらいいだろうと考えてはいけません。

チョコレートは絶対にダメです!!

ネギ類

ねぎ類

こちらも、犬や猫がタマネギ中毒になるというのは有名な話ですが、鳥にとっても危険な食べ物です。

ネギ類とは、タマネギ・長ネギ・ニラ・ニンニクなどを指します。
どれも、においや刺激がありますよね。

タマネギなどを包丁で切っていると涙が出てきますが、その成分を硫化アリルと言います。
これが赤血球にダメージを与え、中毒症状を引き起こします。
酸欠状態で貧血が起きるのです。
人間で言ったら、くらっときて倒れる感じですね。

私はよく料理にタマネギを使うのですが、切っていると放鳥中のインコが飛んできて私の肩にとまることがあります。
硫化アリルのせいでしょうか。
すぐにその場から飛び去って行きますが、キッチンにやってきた時点ですぐに追い払うのが適切だったと反省しています。

ネギ類は絶対に与えてはいけません!!

与えてはいけないそのほかの食べもの

おいしそうなパン

くだもの

梨・柿

梨の果実の中に、つぶつぶがありますよね。
食べたらざらっとするものです。
石細胞というのですが、消化に悪いので、鳥には与えないようにしましょう。
また、柿の皮にも含まれています。
柿は、果実の方だけなら与えても良いという意見もありますが、タンニンを多く含むので、貧血を引き起こす場合があります。

柿が好きなインコさんもいます。
ときどき、1センチ角くらいの量を与えていたという方の話を聞きましたが、定期診断でも異常はなかったそうです。

ほんの少しなら大丈夫ですが、あえて与える必要はないでしょう。
うちの子には、与えたことはありません。

本来、セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコなどは、野生では穀類を主食としているので、くだもののような果糖を含むものの消化が得意ではありません。
消化不良で下痢をしたりすることもありますので、野菜を与えることをおススメします。

スイカ

スイカなど、水分を多く含んだくだものは下痢をする場合があります。
ふだん与えているお水だけで十分です。

果物の種

果物の種の中でも、バラ科の種子にはシアン化合物(青酸化合物)が含まれています。
バラ科というのは、リンゴ、さくらんぼ、モモ、イチゴなどです。

これらの中でも、とくにリンゴの種子は毒性が強いので要注意です。
果実の部分は食べさせてもかまいませんが、種は必ず取り除きましょう。

うちの子は、くだものがあまり好きではないようで、今まで食べたことがあるのは、バナナくらいです。
それも、米粒2つ分くらいの量。
なので、与えなくてもよいと思っています。

野菜

モロヘイヤ

モロヘイヤに含まれる、ストロファンチジンという成分は有毒です。中毒症状として食欲不振、下痢、起立不能、沈うつ、体温低下、心拍微弱が起きます。

ブロッコリー

ブロッコリーには、甲状腺腫誘発物質のゴイトロゲンが多く含まれています。
緑色のつぼみの部分にはシュウ酸も多く含まれています。
ほんの少しなら食べても大丈夫ですが、最初から与えないほうが良い野菜です。

キャベツ

キャベツにもブロッコリーと同じくゴイトロゲンとシュウ酸が多く含まれています。
そのため、与えすぎには注意しましょう。

我が家のセキセイインコは、キャベツが好きです。
3センチ角くらいの量だったら食べてしまってまだ欲しそうにしていますが、それ以上は与えません。

キャベツは、栄養価も低いので与えないほうが無難です。

芽キャベツ

芽キャベツは、ゴイトロゲンが普通のキャベツよりも極端に多く含まれています。
与えないようにしましょう。

ほうれん草

ほうれん草にはシュウ酸が野菜の中でも最も多く含まれています。
シュウ酸は、カルシウムによる骨の組成を阻害する働きがあります。
摂取しすぎると骨格形成に影響を与える恐れがありますので、与えないようにしましょう。

豆類

豆類は栄養価が高いので、鳥にも良いと思われているかもしれませんが、生の状態で食べるのは危険です。
人間でも生のままだと中毒症状が起きます。
生の豆類に含まれるレクチンは、血液中の赤血球を集める働きをし、人間が食べると吐き気、嘔吐、下痢を引き起こします。

人間にも悪影響のある豆類なので、小さなからだの鳥には与えないでください。

ただし、豆を加熱処理するとレクチンの毒性が失われるので鳥にも与えることができますが、そこまでして食べさせる必要はないと思います。

加工食品

いわゆる、人間が食べるものです。
基本的に人間用に加工された食べ物は与えないようにしましょう。

私が中学生くらいのときに、ベランダにセキセイインコが迷い込んできました。
今から40年くらい前のことです。
それまで、カナリアを飼ったことはありましたが、セキセイインコは初めてでした。

鳥のエサとレタスなどの野菜は与えましたが、ある日ポテトチップの袋を音を立てて開けたら、目を輝かせて鳥かごの手前の柵にしがみつき、そわそわしながらこちらを見ていました。

もしかして、欲しいの?

インコを鳥かごから出しました。
そして、ポテトチップを差し出すと、ものすごい勢いでバリバリと食べたのです。

前の飼い主さんが与えていたのでしょうね。
今考えると、恐ろしいことをしました。

みなさんも、人間のために作られたものは与えないでくださいね。

食べさせてはいけない加工食品の一例を書きます。
炊いた米、パン、麺類、お酒、お菓子、コーヒーなどカフェインを含むものなど。

食べ物以外で与えてはいけないもの

観葉植物

植物

紫陽花

紫陽花の葉や根には、配糖体という成分が含まれており、食べると下痢や呼吸異常を引き起こします。

実際に、友人が紫陽花を飾っていたら、放鳥時にインコがかじって死にそうになったと言っていました。

そのときは、インコ自身が何度も吐いてくれて大事には至らなかったそうですが、危険な植物なので注意してください。

朝顔

お子さんがおられる家庭では、朝顔を育てた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
朝顔からは、たくさんの種子が取れます。
その種子には、ファルビチンという成分が含まれています。
間違って与えると、下痢から死亡に至る危険があります。

また、チョウセンアサガオは、花も種子も全体的に不可です。
アルカロイドなどの成分により、精神異常を起こし死に至る猛毒を含んでいます。

スズラン

お庭でスズランを栽培されている方は要注意です。
外で鑑賞するだけなら良いのですが、切り花として家の中に持ち込まないでください。
コンバラトキシンなどの成分が含まれており、鳥が食べると心臓麻痺により死亡します。

ポインセチア

クリスマスシーズンになると、飾られる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ポインセチアにはアルカロイドという成分が含まれており、下痢やけいれんを起こして死に至ります。

鳥がいる室内には置かないようにしてください。

植物については、食べてはいけないものがたいへん多く存在します。
観葉植物には危険なものが多いので、我が家では室内の植物はすべてフェイク(偽物)にしています。
においもしないので寄りつきません。

重金属

鳥は、鉛中毒が一番心配です。

中毒症状としては、嘔吐、多飲、下痢、呼吸困難、けいれんなどがあります。
鉛中毒は経過がはやく、死に至ることがあるので一刻もはやく病院に連れて行ってください。

室内に、鉛を使った製品を置いていませんか?
例えば、カーテンや釣り具のおもり、ステンドグラスのつなぎの部分、おもちゃやアクセサリーなどに使われている場合があります。

そのほか、亜鉛や銅にも注意してください。

鳥と言えば、一番身近にある金属は鳥かごの柵の部分ですよね。
ときどき、かじっているのを見かけます。

素材はなんなんだろうと調べたら、銀色メッキと書かれていました。
内部は鉄ですが、メッキで保護してあるのです。

うちの鳥かごは5年くらい使っていますが、本当は2~3年で交換するのがベストです。
経年劣化により、最初はキラキラ輝いていた鳥かごも、だんだん輝きを失くしてしまいました。
錆びでしょうか。
白くなったところがあります。

人が古くなった家をリフォームするように、鳥の家である鳥かごも、まだ使えるからといってそのままにしておかず、新調してあげたいですね。

うちの鳥かごは、上のブルーのタイプの、もう少し奥行きがあるサイズです。
上が平な方が何かと便利。
どうしてかというと、冬場は鳥かごの外にヒーターを取り付けるのですが、寝るときはカバーで覆います。

そのままだとヒーターに布が接触するので、燃えにくいものを平らな部分に少し飛び出すように設置し、ヒーターの部分に空間が空くように工夫しています。
上が丸いと取り付けるのが難しいです。

こちらが、アクリルケースです。

ちゃんと穴が開いているので、窒息する心配はありません。
金額的に高いので、うちでは左右後ろ、上部の4面をプラスチック段ボール(プラ段)で四角く覆い、前面には上部フックで取り外し可能なアクリル板を付けたものを手作りしました。

ヒーターを取り付ける側の余裕が10㎝以上あるので、熱の影響もなくそれでいて保温効果は上がりました。

鳥は、とにかく寒さに弱いです。
冬場はもちろん、夏でも羽をふくらませている時には温めてあげてください。

ことり

我が家は冬場、こちらを1~2個取り付けています
カバーで包むと保温を保てますが、むき出しだと真横にいてもあまり暖かくありません

ことり

こちらの寄り添いヒーターは、真横にとまるとほっとできる温度のようですが、警戒心が強いうちの子は、すぐ横にはとまってくれずはずしました
これが使えたら、どんな形の鳥かごにでも安心して使えるので便利だなと思います

さいごに

すでに鳥と暮らしておられる方は、食べてはいけない食品についてはじゅうぶんにご存じだと思います。

これからお迎えされる方は、鳥さんが食べもので命を落とすことがないように守ってあげてください。

鳥の中には、はじめて見る食べ物は警戒して食べようとしない子もいますが、好奇心旺盛な子は、人間が食べているものを欲しがります。

ちなみにうちの子は、はじめて見るものを近づけるとのけぞったり逃げたりします。

我が家に2羽のセキセイインコがいたときは、ふだん警戒心が強い方の子も、もう1羽が食べているのを見ると、食べたことがなかったものを口にすることがありました。

鳥は仲間をまねしたがるので、ほかの子が食べていると安全なものだと思って口にする場合があります。
そこも、注意してあげてください。

また、緑色の野菜を食べた鳥は、キャベツでも、白菜でも、小松菜でも、緑色の葉ものには警戒心が薄れます。

小松菜とほうれん草の区別もつかないと思います。
小松菜は一番おすすめな野菜ですが、ほうれん草は食べてはいけない野菜です。

私の経験上、野菜を食べる子は緑のものだったら食べる恐れがあります。
観葉植物や、緑の絵具なども間違って食べたりなめたりする可能性大です。

癒しの存在である鳥さんと、1日でも長く一緒に暮らせますように。
私も、愛情をこめて守っていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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